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増刊号 図解 診療基本手技 第2集 診療手技 外科的治療手技
創傷後の感染防止
著者: 門田俊夫1
所属機関: 1新東京病院・外科
ページ範囲:P.307 - P.309
文献購入ページに移動 創傷治療の歴史は,外科学の歴史そのものといってよい,皮肉にも19世紀から今日に至る数々の戦争が,この分野の発展に大きく寄与した.創傷には,熱傷のように組織の欠損を伴う場合と,切創のように組織欠損を伴わない場合に大別されるが,いずれも治療にあたっては,感染の予防に主眼を置いて対処する必要がある.
創傷の感染は,非特異性の皮下軟部組織感染症であるwound infectionと,破傷風やガス壊疽に代表されるような特異的感染症に分けられる.本稿ではそれらの感染予防を中心に述べる.
創傷の感染は,非特異性の皮下軟部組織感染症であるwound infectionと,破傷風やガス壊疽に代表されるような特異的感染症に分けられる.本稿ではそれらの感染予防を中心に述べる.
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