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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学

Bリンパ球の役割

Bリンパ球の免疫における役目

著者: 中原一彦1

所属機関: 1杏林大学医学部・臨床病理

ページ範囲:P.1972 - P.1975

文献概要

ポイント
1)Bリンパ球の役割は抗体(免疫グロブリン)を産生することである.
2)Bリンパ球はブルザ相同器官で分化・成熟し,抗原刺激によって抗体産生細胞となる.
3)Bリンパ球の抗体産生はヘルパーTリンパ球によって介助される.
4)Bリンパ球の抗体産生はサプレッサーTリンパ球や,イディオタイプネットワークで抑制,調節される.
5)抗体の多様性は免疫グロブリン遺伝子の再構成で説明できる.
6)記憶細胞により二次反応では速やかに抗体が産生される.
7)免疫学的寛容の成立により自己の細胞に対しては抗体産生は起こらない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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