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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 食細胞とその他の免疫細胞

好酸球の免疫への関わり

著者: 中島宏和1 福田健1 牧野荘平1

所属機関: 1獨協医科大学・アレルギー内科

ページ範囲:P.2004 - P.2006

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ポイント
1)好酸球は最近ではアレルギー性炎症の形成に積極的に関与するエフェクター細胞として認識されるようになった.
2)好酸球の分化・増殖,組織への浸潤,局所での活性化において,Tリンパ球が重要な役割を演じ,サイトカインがこれらに深く関与していることが判明してきた.
3)好酸球には免疫グロブリンのFc部分に対するレセプターが存在し,液性免疫とも深く関与している.
4)喘息において,Tリンパ球から放出されるIL-5が好酸球機能と活性を調節していることが,in situ hybridization法で確認されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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