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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 食細胞とその他の免疫細胞

ナチュラル・キラー細胞

著者: 関秀俊1

所属機関: 1金沢大学医学部・小児科

ページ範囲:P.2016 - P.2018

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ポイント
1)NK細胞はCD 3抗原陰性で,CD 16とCD 56抗原陽性のLGLの形態をした細胞と定義される.
2)NK細胞はMHC非拘束性の細胞傷害活性を持ち,腫瘍監視とウイルス感染防御機能を有する.また種々のサイトカインを産生し造血や抗体産生を調節する.
3)NK細胞のレセプターは明らかにされていないが,CD 2,CD 11,CD 54,CD 58などの細胞接着分子が多く発現しており,標的細胞との結合に重要な役割を果たしている.
4)NK細胞はIL-2,IFN,IL-7,IL-12(NKSF)などのサイトカインにより活性化される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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