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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 免疫疾患の臨床

気管支喘息

著者: 鏡味勝1 冨岡玖夫1

所属機関: 1東邦大学医字部附属佐倉病院・内科

ページ範囲:P.2054 - P.2057

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ポイント
1)気管支喘息は,「慢性剥離性好酸球性気管支炎」という言葉で象徴されるように,気道のアレルギー性炎症反応として理解されるようになった.
2)即時型喘息反応の場合には,肥満細胞上のFcεR Iに結合したIgE抗体と抗原との反応(抗原抗体反応)が引き金となっている.
3)遅延型喘息反応は,好酸球を主体とした気道組織への炎症細胞浸潤が病像の主体をなしている.
4)気道の炎症による上皮障害が神経原性炎症を惹起し,気道の炎症反応を増幅し,気道の反応性を亢進させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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