文献詳細
今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学
免疫疾患の臨床
文献概要
ポイント
1)免疫異常の関与する甲状腺疾患はバセドウ病と橋本病である.
2)バセドウ病の病因は刺激型抗TSH受容体抗体である.
3)橋本病の病因は細胞性免疫の異常であるが,亜型である特発性粘液水腫は阻害型抗TSH受容体抗体が病因となっている.
4)阻害型TSH受容体抗体は,胎児に移行し,新生児に一過性甲状腺機能低下症をきたす.
1)免疫異常の関与する甲状腺疾患はバセドウ病と橋本病である.
2)バセドウ病の病因は刺激型抗TSH受容体抗体である.
3)橋本病の病因は細胞性免疫の異常であるが,亜型である特発性粘液水腫は阻害型抗TSH受容体抗体が病因となっている.
4)阻害型TSH受容体抗体は,胎児に移行し,新生児に一過性甲状腺機能低下症をきたす.
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