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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学

免疫疾患の臨床

甲状腺疾患

著者: 市川陽一1 吉田正2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・難病治療研究センター 2慶應義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.2058 - P.2060

文献概要

ポイント
1)免疫異常の関与する甲状腺疾患はバセドウ病と橋本病である.
2)バセドウ病の病因は刺激型抗TSH受容体抗体である.
3)橋本病の病因は細胞性免疫の異常であるが,亜型である特発性粘液水腫は阻害型抗TSH受容体抗体が病因となっている.
4)阻害型TSH受容体抗体は,胎児に移行し,新生児に一過性甲状腺機能低下症をきたす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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