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文献概要
今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 免疫疾患の臨床
重症筋無力症
著者: 高木昭夫1
所属機関: 1虎の門病院・神経内科
ページ範囲:P.2076 - P.2079
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1)重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体(Ach R)をターゲットとする自己免疫疾患である.
2)epitopeはAch R α-subunitの細胞外に露出する部分と推定され,現在解析が進行している.
3)80〜90%の患者血清で抗Ach R抗体が出現する.神経筋接合部では,後シナプス膜は萎縮し,Ach Rは減少している.
4)主要症状は眼瞼下垂,複視,発語困難,四肢脱力などであり,運動反復で増悪し,休息で回復する.
5)主要な治療法は胸腺摘除術およびプレドニゾロン内服である.
1)重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体(Ach R)をターゲットとする自己免疫疾患である.
2)epitopeはAch R α-subunitの細胞外に露出する部分と推定され,現在解析が進行している.
3)80〜90%の患者血清で抗Ach R抗体が出現する.神経筋接合部では,後シナプス膜は萎縮し,Ach Rは減少している.
4)主要症状は眼瞼下垂,複視,発語困難,四肢脱力などであり,運動反復で増悪し,休息で回復する.
5)主要な治療法は胸腺摘除術およびプレドニゾロン内服である.
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