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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学

臓器移植へのイントロダクション

臓器移植と組織タイプ

著者: 小林賢1

所属機関: 1防衛医科大学校・検査部

ページ範囲:P.2080 - P.2085

文献概要

ポイント
1)HLA抗原はクラスI抗原としてA,B,Cが,クラスII抗原としてDR,DQ,DP抗原が発現され,その遺伝子産物が確認されている.
2)発現が認められる遺伝子としてクラスI抗原では6種,クラスII抗原では11種存在する.
3)HLA抗原は遺伝的に高度な多型性に富んでいる.
4)HLA抗原の機能は,外来抗原をT細胞に提示して活性化し,これらの外来抗原を排除するための免疫応答を誘導し,自己と非自己を識別する遺伝的標識である.
5)HLAは移植時におけるドナーとレシピエントの適合性を検査するために実施される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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