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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 臓器移植へのイントロダクション

腎移植

著者: 畠亮1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院・泌尿器科

ページ範囲:P.2088 - P.2090

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ポイント
1)腎移植は手技的には簡単な手術である.
2)移植された腎臓の抗原を認識するのはB細胞とT細胞である.
3)抗原認識のためにB細胞は抗原と直接結合すればよいが,T細胞は抗原提示細胞の助けを必要とする.
4)腎移植の成績はクラスIよりもクラスII抗原を適合させたほうが良い.
5)拒絶反応時には移植腎の尿細管細胞上にHLA-DR,浸潤リンパ球の表面にIL-2リセプターが表現されてくる.
6)現在用いられている免疫抑制剤は抗原非特異的である.
7)T細胞の抗原認識を脇から支持している接着因子の作用を抗体でブロックすると抗原特異的な免疫抑制が起きる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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