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今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 臓器移植へのイントロダクション
免疫抑制剤—作用と使用方法と評価
著者: 東條毅1 秋谷久美子1
所属機関: 1国立東京第二病院・内科,臨床研究部
ページ範囲:P.2100 - P.2103
文献購入ページに移動1)臓器移植で用いられる免疫抑制剤は,シクロスポリンが中心となる.同剤は活性化されたヘルパーT細胞の増殖を抑制する.
2)シクロスポリンは,副腎皮質ステロイド剤,アザオチプリン,ミゾリビン,モノクローナル抗体などと併用されることが多い.
3)臓器移植後の経過がよければ,免疫抑制剤を維持量まで減量して長期間継続投与する.
4)骨髄移植時の免疫抑制剤としては,シクロスポリンとメトトレキサート短期間投与の併用療法が広く用いられている.
5)開発中の新しい免疫抑制剤としてFK502,デオキシスパガリンなどがある.
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