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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻12号

1992年11月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のためのわかりやすい免疫学 癌と免疫

癌と免疫

著者: 茂木良弘1 新津洋司郎1

所属機関: 1札幌医科大学・第4内科

ページ範囲:P.2116 - P.2121

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 最近の分子生物学の急速な進歩により,腫瘍免疫に関しての遺伝子レベルでのアプローチが可能となり,診断法ならびに治療法も格段の進歩を遂げてきている.ことに腫瘍免疫学の最終目的である免疫療法は,広く担癌生体の抵抗力を高め,防御能を修飾して抗腫瘍効果を得ようとするBRM(biological response modifier)療法へと,その概念の変遷をみており,ごく最近ではそれを応用した遺伝子治療へのチャレンジもなされつつある.以下に癌の免疫応答の仕組みと免疫療法を中心に最近の知見を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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