icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻13号

1992年12月発行

今月の主題 神経症候—リアルタイムの診療

臨床医がよく直面する神経症候とその対応

めまい

著者: 清水夏繪1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院・神経内科

ページ範囲:P.2184 - P.2187

文献概要

ポイント
1)めまいはvertigo,dizziness,syncopeに分けられ,syncopeは心臓血管性が多い.
2)中枢性めまいの特徴は,①意識障害や神経症候がある,②注視眼振・垂直眼振・Bruns眼振がある,③老人・脳血管障害の危険因子がある,④持続時間の短い反復性めまいなど.
3)急性発症の頭痛・めまい・嘔吐は小脳出血を疑う.また脳幹梗塞では,末梢性めまいの所見で発症しても1週間以内に重篤な神経症状が出現することが多い.
4)診断のつかないときには頻回に経過観察する.
5)眼振・足踏み検査・つぎ足歩行は経過観察に役立つ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら