文献詳細
文献概要
今月の主題 胆道系疾患1992 病態に応じた胆道系疾患の診断と治療
胆道機能異常の概念,診断と治療
著者: 上野文昭1
所属機関: 1東海大学大磯病院・内科
ページ範囲:P.294 - P.295
文献購入ページに移動ポイント
1)いわゆる“biliary colic”を呈する患者で,画像診断上,その原因を説明できる病変がない場合には機能異常が疑われる.
2)本疾患は胆嚢摘除後症候群の重要な病態と考えられる.
3)症状に伴い原因不明の肝機能異常と総胆管の拡張を認める場合にはOddi括約筋の異常である可能性が高い.
4)治療法は未だ確立していないが,ESTが有効であるとの報告が多い.
1)いわゆる“biliary colic”を呈する患者で,画像診断上,その原因を説明できる病変がない場合には機能異常が疑われる.
2)本疾患は胆嚢摘除後症候群の重要な病態と考えられる.
3)症状に伴い原因不明の肝機能異常と総胆管の拡張を認める場合にはOddi括約筋の異常である可能性が高い.
4)治療法は未だ確立していないが,ESTが有効であるとの報告が多い.
掲載誌情報