medicina29巻2号

1992年02月発行

今月の主題 胆道系疾患1992

病態に応じた胆道系疾患の診断と治療

肝硬変合併胆石症のマネージメント

著者： 荒川正一¹

所属機関： ¹東海大学医学部・内科

ページ範囲：P.298 - P.299

文献概要

ポイント
1）肝硬変患者は胆石の保有率が高い．2）胆石は黒色石が多い．
3）急性期胆嚢炎の症状は内科的な治療で治まることが多い．
4）外科的な治療はできるだけ避ける．
5）抗生物質は第2世代セファロスポリンが有効である．
6）症状のない時には食欲を落とさないように脂肪食も許可する．