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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻3号

1992年03月発行

今月の主題 高脂血症の日常診療

高脂血症の臨床診断

リポ蛋白値をどう読むか

著者: 佐々木淳1

所属機関: 1福岡大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.398 - P.400

文献概要

ポイント
1)脂質は血中に溶けて運搬されるべく,蛋白(アポ蛋白)と結合したリポ蛋白の形をとる.したがって,脂質の動きはリポ蛋白の動きとして把えなければならない.
2)リポ蛋白の中のカイロミクロン・レムナント,VLDLレムナント,β-VLDL,IDL,LDLの増加は動脈硬化を促進する.
3)III型高脂血症ではVLDL(β-VLDL),IDLが増え,LDLが減少する.
4)高コレステロール血症のなかに高HDLコレステロール血症が含まれているのでLDLコレステロールの測定が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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