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文献概要
今月の主題 高脂血症の日常診療 高脂血症の臨床診断
アポ蛋白の値をどう読むか
著者: 板倉弘重12
所属機関: 1国立健康・栄養研究所・臨床栄養部 2東京大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.401 - P.403
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1)アポ蛋白はリポ蛋白の構成成分として脂質の転送,代謝調節に重要な役割を果たしている.
2)アポAIはHDLを構成し,その低下は動脈硬化のリスクを高める.
3)アポBはLDLを構成する主要アポ蛋白で,その増加は動脈硬化のリスクを高める.
4)同一のアポB遺伝子から小腸ではアポB48が,肝ではアポB100が生成される.
5)アポCIIはリポ蛋白リパーゼの活性化に重要であり,その遺伝子異常により高カイロミクロン血症をもたらす.
6)アポE遺伝子変異種により血清脂質レベルに差異が認められる.
1)アポ蛋白はリポ蛋白の構成成分として脂質の転送,代謝調節に重要な役割を果たしている.
2)アポAIはHDLを構成し,その低下は動脈硬化のリスクを高める.
3)アポBはLDLを構成する主要アポ蛋白で,その増加は動脈硬化のリスクを高める.
4)同一のアポB遺伝子から小腸ではアポB48が,肝ではアポB100が生成される.
5)アポCIIはリポ蛋白リパーゼの活性化に重要であり,その遺伝子異常により高カイロミクロン血症をもたらす.
6)アポE遺伝子変異種により血清脂質レベルに差異が認められる.
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