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今月の主題 高脂血症の日常診療 高脂血症の治療
老年者の高脂血症の治療
著者: 大荷満生1
所属機関: 1杏林大学医学部・高齢医学
ページ範囲:P.446 - P.448
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1)血清脂質は加齢により大きく変化する.血清総コレステロールや血清トリグリセライドは,20歳頃より上昇し,60歳前後を頂点としその後軽度に低下する.
2)高齢者の高脂血症は,若年者と同様に動脈硬化性疾患の危険因子であり,治療を行う必要がある.
3)高齢者の高脂血症の治療は,食事療法や運動療法などの一般療法から始める.食事療法は成人の場合と同じであるが,高齢者では,貧血,低蛋白血症,骨粗鬆症などの合併症をもつことが多く,バランスのよい食事指導が必要となる.また,散歩や禁煙の指導も好ましい影響を与える.
4)高齢者の薬物療法は,腎機能をはじめとする各臓器の機能低下を考慮する必要があり,投与量は少量から開始する.また副作用の出現に注意を払う.
1)血清脂質は加齢により大きく変化する.血清総コレステロールや血清トリグリセライドは,20歳頃より上昇し,60歳前後を頂点としその後軽度に低下する.
2)高齢者の高脂血症は,若年者と同様に動脈硬化性疾患の危険因子であり,治療を行う必要がある.
3)高齢者の高脂血症の治療は,食事療法や運動療法などの一般療法から始める.食事療法は成人の場合と同じであるが,高齢者では,貧血,低蛋白血症,骨粗鬆症などの合併症をもつことが多く,バランスのよい食事指導が必要となる.また,散歩や禁煙の指導も好ましい影響を与える.
4)高齢者の薬物療法は,腎機能をはじめとする各臓器の機能低下を考慮する必要があり,投与量は少量から開始する.また副作用の出現に注意を払う.
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