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文献概要
今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡 水・電解質はどのように調節されているか
Kの調節
著者: 越川昭三1 飯塚一秀1
所属機関: 1昭和大学藤が丘病院・内科
ページ範囲:P.747 - P.749
文献購入ページに移動●Kの摂取量と体内分布
日本人の1日K摂取量は2〜4g(50〜100mEq)である.栄養所要量の目標として設定されたK摂取量は2〜4g/日で,これをほぼ達成している.
生体内総K量は40〜50mEq/kgである.90%が細胞内,骨に8%存在しており,細胞外液に存在するKはわずか2%である(図1).大部分が細胞内に存在するということは,生体内K量は,細胞のマスによって影響されることを意味する.したがってK量は年齢とともに減少し,また女性では男性よりも少ない.ごく大雑把にいえば,30歳代で50mEq/kgのK量は50歳で45mEq/kg,70歳で40mEq/kgに減少し,女性は男性の約3/4である.
日本人の1日K摂取量は2〜4g(50〜100mEq)である.栄養所要量の目標として設定されたK摂取量は2〜4g/日で,これをほぼ達成している.
生体内総K量は40〜50mEq/kgである.90%が細胞内,骨に8%存在しており,細胞外液に存在するKはわずか2%である(図1).大部分が細胞内に存在するということは,生体内K量は,細胞のマスによって影響されることを意味する.したがってK量は年齢とともに減少し,また女性では男性よりも少ない.ごく大雑把にいえば,30歳代で50mEq/kgのK量は50歳で45mEq/kg,70歳で40mEq/kgに減少し,女性は男性の約3/4である.
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