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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻5号

1992年05月発行

文献概要

今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡 水・電解質異常の診断から治療まで

多尿と乏尿—その成因と鑑別

著者: 磯田和雄1 笠原成彦1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター・第4内科

ページ範囲:P.775 - P.778

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ポイント
1)患者の1日尿量を知ることは腎疾患の診断・治療の基本的事項である.
2)多尿は腎尿細管からの水再吸収障害で,これに関与する因子の原因追求が大切である.
3)多尿を呈する場合の鑑別診断には,血清と尿の浸透圧測定,血中ADH濃度測定が有効な手段となる.
4)腎前性乏尿と腎実質性乏尿の鑑別診断には,血清・尿浸透圧測定,尿中Na濃度,Fractional sodium excretion値の算出などが有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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