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今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡 水・電解質異常の診断から治療まで
高Na血症と低Na血症
著者: 米村克彦1 菱田明2
所属機関: 1浜松労災病院・内科 2浜松医科大学・第1内科
ページ範囲:P.786 - P.788
文献購入ページに移動1)高Na血症の成因は,①水分とNaの両方の喪失,②水分のみの喪失,③Na過剰の3つに大別することができ,それぞれの病態によって治療が異なる.
2)意識低下や口渇中枢の異常が存在する状態では著明な高Na血症を呈する.
3)低Na血症の成因は,①水分とNaの両方の喪失,②水分のみの貯留,③水分とNaの貯留の3つに大別することができる.
4)高脂血症や高蛋白血症が存在する場合,偽性低Na血症がみられることがある.
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