icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻5号

1992年05月発行

文献概要

今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡 水・電解質異常の診断から治療まで

高Na血症と低Na血症

著者: 米村克彦1 菱田明2

所属機関: 1浜松労災病院・内科 2浜松医科大学・第1内科

ページ範囲:P.786 - P.788

文献購入ページに移動
ポイント
1)高Na血症の成因は,①水分とNaの両方の喪失,②水分のみの喪失,③Na過剰の3つに大別することができ,それぞれの病態によって治療が異なる.
2)意識低下や口渇中枢の異常が存在する状態では著明な高Na血症を呈する.
3)低Na血症の成因は,①水分とNaの両方の喪失,②水分のみの貯留,③水分とNaの貯留の3つに大別することができる.
4)高脂血症や高蛋白血症が存在する場合,偽性低Na血症がみられることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?