文献詳細
今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡
トピックス
文献概要
ポイント
1)ANPとBNPはともに心臓ホルモンで,ほぼ類似した薬理効果を有し,末梢性の血圧と体液の調節に重要な役割を果たしている.
2)ANPは主に心房より,BNPは心室より合成,分泌され,その遺伝子発現,生合成,プロセシング,分泌機構は異なる調節を受け,病態生理学的意義も異なると考えられる.
3)少なくとも3種類の受容体(A,B,C型)が存在し,A型は主にANPとBNPの,B型はCNPのbioactive receptorであり,C型はANP,BNP,CNPに共通なclearance receptorである.
1)ANPとBNPはともに心臓ホルモンで,ほぼ類似した薬理効果を有し,末梢性の血圧と体液の調節に重要な役割を果たしている.
2)ANPは主に心房より,BNPは心室より合成,分泌され,その遺伝子発現,生合成,プロセシング,分泌機構は異なる調節を受け,病態生理学的意義も異なると考えられる.
3)少なくとも3種類の受容体(A,B,C型)が存在し,A型は主にANPとBNPの,B型はCNPのbioactive receptorであり,C型はANP,BNP,CNPに共通なclearance receptorである.
掲載誌情報