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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻5号

1992年05月発行

今月の主題 よくわかる水・電解質と酸塩基平衡

トピックス

ANPとBNP

著者: 横田直人1 江藤胤尚1

所属機関: 1宮崎医科大学・第1内科

ページ範囲:P.876 - P.880

文献概要

ポイント
1)ANPとBNPはともに心臓ホルモンで,ほぼ類似した薬理効果を有し,末梢性の血圧と体液の調節に重要な役割を果たしている.
2)ANPは主に心房より,BNPは心室より合成,分泌され,その遺伝子発現,生合成,プロセシング,分泌機構は異なる調節を受け,病態生理学的意義も異なると考えられる.
3)少なくとも3種類の受容体(A,B,C型)が存在し,A型は主にANPとBNPの,B型はCNPのbioactive receptorであり,C型はANP,BNP,CNPに共通なclearance receptorである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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