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文献概要
今月の主題 内科医のためのCT・MRI CT—胸部
縦隔・心臓・大血管
著者: 成松明子1
所属機関: 1東京女子医科大学・放射線医学教室
ページ範囲:P.966 - P.970
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1)縦隔の腫瘤性病変におけるCT診断の主な目的は,①従来のX線検査でみえにくい病変の検出,②CT値の測定による病変の質的診断,③病変の範囲の決定,の3点である.
2)心疾患におけるCT診断は,断面の死角がなく周囲の構造も含めて検査可能な点が利点であり,通常のCTでは①心膜病変,②心臓の腫瘤性病変,③冠動脈バイパス,グラフトの開存の有無の評価が主な適応となる.
3)大血管では,大動脈瘤と大動脈解離が主な適応となるが,CTは手術前後の評価に欠かせない検査法となっている.
1)縦隔の腫瘤性病変におけるCT診断の主な目的は,①従来のX線検査でみえにくい病変の検出,②CT値の測定による病変の質的診断,③病変の範囲の決定,の3点である.
2)心疾患におけるCT診断は,断面の死角がなく周囲の構造も含めて検査可能な点が利点であり,通常のCTでは①心膜病変,②心臓の腫瘤性病変,③冠動脈バイパス,グラフトの開存の有無の評価が主な適応となる.
3)大血管では,大動脈瘤と大動脈解離が主な適応となるが,CTは手術前後の評価に欠かせない検査法となっている.
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