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今月の主題 内科医のためのCT・MRI CT—腹部
膵・脾臓
著者: 三谷尚1 津田恭1 中村仁信2 小塚隆弘1
所属機関: 1大阪大学医学部・放射線科 2大阪大学医学部・中央放射線部
ページ範囲:P.1012 - P.1016
文献購入ページに移動1)CTは膵・脾の形状,大きさを正確に描出するため,膵・脾の腫大,膵管拡張,石灰化,限局性腫瘤,先天異常の診断に有用である.
2)膵炎では周囲,特に前傍腎腔への炎症の波及に留意する.一方,膵癌では周囲の脈管への浸潤の評価が重要であり,急速静注下の造影CTを行う.
3)膵には特異な嚢胞性腫瘍があり,嚢胞の大きさ,性状がCT診断のポイントである.また,小さな機能性膵島腫瘍ではダイナミックスキャンが有用である.
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