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文献概要
今月の主題 内科医のためのCT・MRI CT—腹部
副腎・後腹膜
著者: 徳永仰1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所・放射線科
ページ範囲:P.1022 - P.1026
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1)CTは副腎・後腹膜の正常および異常像の把握に最も優れている.したがって,疾患が疑われた場合スクリーニングとしてまず第1に行われる検査法である.
2)副腎疾患は機能性(ホルモン産生性)と非機能性(ホルモン非産生性)に大別するのが臨床診断上重要である.機能性疾患の場合,対応する副腎の病態として,両側過形成,腺腫,癌がある.
3)機能性疾患で頻度が高く重要なものはCushing症候群,原発性アルドステロン症,褐色細胞腫である.
4)機能性副腎腫瘍は各々の疾患により腫瘍の大きさが異なることを理解することが大切である.原発性アルドステロン症の1cm前後の腺腫ではCT,MRIでも確定診断は困難で,副腎静脈造影と採血によるホルモン定量が必要になる.
5)非機能性疾患は無症状であるために超音波(US),CTで偶然発見(incidental-oma)されることが多い.
1)CTは副腎・後腹膜の正常および異常像の把握に最も優れている.したがって,疾患が疑われた場合スクリーニングとしてまず第1に行われる検査法である.
2)副腎疾患は機能性(ホルモン産生性)と非機能性(ホルモン非産生性)に大別するのが臨床診断上重要である.機能性疾患の場合,対応する副腎の病態として,両側過形成,腺腫,癌がある.
3)機能性疾患で頻度が高く重要なものはCushing症候群,原発性アルドステロン症,褐色細胞腫である.
4)機能性副腎腫瘍は各々の疾患により腫瘍の大きさが異なることを理解することが大切である.原発性アルドステロン症の1cm前後の腺腫ではCT,MRIでも確定診断は困難で,副腎静脈造影と採血によるホルモン定量が必要になる.
5)非機能性疾患は無症状であるために超音波(US),CTで偶然発見(incidental-oma)されることが多い.
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