文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のためのCT・MRI MRI
MRIの基礎
著者: 小嶋馨1
所属機関: 1東芝中央病院・放射線科
ページ範囲:P.1032 - P.1036
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1)今日,臨床のMRIで対象としているのは生体内に存在する水素の原子核(プロトン)である.
2)特定の電磁波を与えるとプロトンはいったんエネルギーの高い状態になり,それが元の状態に復する(緩和という)ときにMR信号を発する.これが核磁気共鳴現象である.
3)このMR信号を受信し,そのプロトンの位置,密度,化学的状態を解析して画像化したものがMRIである.
4)MRIでは撮影条件を変えることによって,同一の被検体から異なった画像を得ることができる.また矢状断,冠状断など任意の断層面の撮影が可能である.
1)今日,臨床のMRIで対象としているのは生体内に存在する水素の原子核(プロトン)である.
2)特定の電磁波を与えるとプロトンはいったんエネルギーの高い状態になり,それが元の状態に復する(緩和という)ときにMR信号を発する.これが核磁気共鳴現象である.
3)このMR信号を受信し,そのプロトンの位置,密度,化学的状態を解析して画像化したものがMRIである.
4)MRIでは撮影条件を変えることによって,同一の被検体から異なった画像を得ることができる.また矢状断,冠状断など任意の断層面の撮影が可能である.
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