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今月の主題 内科医のためのCT・MRI MRI—頸部・脊髄
頸部のMRI診断
著者: 三枝裕和1 井田正博1 水沼仁孝1 有泉光子2 山岸二郎2 多田信平2
所属機関: 1大田原赤十字病院・放射線科 2東京慈恵会医科大学・放射線医学教室
ページ範囲:P.1064 - P.1068
文献購入ページに移動反面,MRでは骨皮質や石灰化は無信号になるため(水分含量が低いため),微細な骨組織の変化(癌浸潤による骨皮質破壊や硬化)や病変内の石灰化の検出はCTのほうが優れている.歯料治療に用いた磁性物質はMRのアーチファクトの原因となる.さらにMRでは撮像に時間を要し,呼吸停止下の撮像ができないため,呼吸や嚥下による変動が大きい部位では微細構築の観察が難しいが,将来的には超高速撮影法の発展とともに解決されるであろう.
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