文献詳細
今月の主題 内科医のためのCT・MRI
MRI—頸部・脊髄
文献概要
脊髄・脊椎系は,脳と同じく呼吸運動や心拍動の影響が少なく,MRIの良い対象としてその初期から臨床応用が行われてきた.特に,脊髄の内部構造と病変はMRIによってはじめて非侵襲的に描画されるに至った.ここでは,脊髄は脊柱管内に存在するものであり,脊髄と脊椎は不可分であるという観点から,脊髄・脊椎系疾患の診断におけるMRI診断の特徴,検査に対する注意事項,および撮影法のポイントを述べるとともに,典型的なMRIを提示する.
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