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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのCT・MRI MRI—胸部

心大血管

著者: 西村恒彦12

所属機関: 1大阪大学医学部バイオ研・トレーサ情報解析学 2国立循環器病センター

ページ範囲:P.1082 - P.1087

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ポイント
1)心臓におけるX線CTは,高速シネCT(イマトロン)の導入により,精度の高い心形態,機能の診断が行えるようになってきた.特にX線CTは心内壁在血栓,冠動脈の石灰化や,心筋の脂肪変性の描出に優れている.また,ヨード造影剤を用いて心筋梗塞における心筋性状の評価が行える.
2)MRIは心電図同期撮像法およびシネMR法の導入により,心形態,機能の診断が行える.任意の断層面が得られるため,先天性心奇形や心臓腫瘍の検出に優れている.また,急性心筋梗塞における心筋性状の判定も行え,MRI造影剤であるGd-DTPAによる造影効果が有用である.
3)心大血管系におけるX線CT,MRIの有用性とその役割について表にまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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