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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのCT・MRI MRI—腹部

肝・胆道—early HCCを含む肝細胞癌を中心に

著者: 若尾文彦1 村松幸男1 森山紀之1 高安賢一1

所属機関: 1国立がんセンター・放射線診断部

ページ範囲:P.1098 - P.1105

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ポイント
1)肝・胆道系のMRI診断には,S/N比が高く,解剖学的関係が明瞭に描出されるT1強調像と,組織間コントラストの優れたT2強調像の両者が不可欠である.
2)肝の腫瘤性病変において,T1強調像とT2強調像よりある程度の質的診断が可能であるが,Gd-DTPAによるdynamicstudyにより診断がさらに確実となる.
3)Advanced HCCは他の腫瘤性病変と異なり,T1強調像で高〜等信号を呈することもある.
4)Early HCCの検出能は通常のCTより優れ,さらに,T1強調像で高〜等,T2強調像で等(〜低)信号を呈することによりadvanced HCCと鑑別が可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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