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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の主題 内科医のためのCT・MRI MRI—腹部

副腎・後腹膜

著者: 宗近宏次1 李京七1 信澤宏1

所属機関: 1昭和大学医学部・放射線科

ページ範囲:P.1116 - P.1119

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ポイント
1)副腎と後腹膜疾患で最も役立っ検査はCTとMRIである.MRIの長所は高い組織コントラスト,多断面撮像,造影剤を用いない血管の描出である.T2強調画像にはCTにない特徴がある.
2)副腎疾患の評価におけるMRIの利点は,異所性または多発性の褐色細胞腫の局在診断,非機能性腺腫と副腎転移癌の区別(20〜30%の腫瘤は区別できない)である.一般に,MRIはCTと同等またはCTがやや有利である.
3)後腹膜疾患の評価におけるMRIの利点は,造影剤を用いない腹部大動脈瘤または下大静脈疾患の描出,後腹膜線維症と悪性腫瘍の区別である.一般に,MRIは造影CTと同等である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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