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今月の主題 虚血性心疾患Today
Editorial/急性心筋梗塞に対するt-PA治療をめぐって
著者: 山口徹1
所属機関: 1東邦大学大橋病院・第3内科
ページ範囲:P.1148 - P.1149
文献購入ページに移動 急性心筋梗塞に対する治療が変わりつつある.第一線の病院では確実に死亡率は減少し,早期退院が可能になりつつある.血栓溶解療法,PTCAを始めとする治療法の進歩のおかげである。昨年11月にわが国でもt-PA(組織型プラスミノーゲンアクチベーター)が認可され,急性心筋梗塞に対する血栓溶解療法は,どこでも誰でも可能となった.すべての内科医が正しい知識をもって,かつ自分で初期治療を行うことを要求されるようになったわけであるが,現在のところ治療がプライマリーケアで急速に普及したわけではない.T-PA治療にも2,3の問題があり,未解決だからである.
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