icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻7号

1992年07月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患Today 狭心症へのアプローチ

狭心症の発生機序

著者: 垣花昌明1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系・内科

ページ範囲:P.1150 - P.1151

文献購入ページに移動
ポイント
1)狭心症とは冠循環の異常によって生ずる胸部ないしその近傍の疼痛・不快感である.ただし,心筋梗塞に伴うものではない.
2)狭心症の発生機序は,冠血流量と冠血流によって運搬される酸素の需要に比し供給が少ないことである.
3)この「需要>>供給」が生ずる病態生理として,①冠血流減少,②酸素運搬の障害,③心拍出量と心筋酸素需要の増加,④冠動脈スパズム,があげられる.
4)狭心症と類似の胸痛,不快感を生ずることのある疾患との鑑別が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?