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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻7号

1992年07月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患Today 心筋梗塞の治療

急性心筋梗塞プライマリケアのポイント

著者: 守内郁夫1 三船順一郎2

所属機関: 1福井循環器病院・内科 2福井循環器病院

ページ範囲:P.1220 - P.1221

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ポイント
1)急性心筋梗塞は発作を起こしてから2時間以内の早期に,主に心室細動によって死亡するものが多いので,できるだけ早く診断し,できるだけ早くCCU(Coronary Care Unit)のあるような病院へ入院させることが最も重要である.
2)早期診断のためには発作時の症状が最も重要で,30分以上続く胸痛を訴えたときには本症を疑い,しかるべき処置を早くすべきである.
3)発作時の処置としては,安静,塩酸モルヒネ5〜10mg筋注による鎮痛,酸素吸入,心室細動の予防としてのリドカイン(キシロカイン®)50〜100mgの静注(徐脈には硫酸アトロピン静注)などを行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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