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今月の主題 虚血性心疾患Today 心筋梗塞の治療
急性心筋梗塞に対するPTCA
著者: 鈴木紳1
所属機関: 1榊原記念病院・循環器内科
ページ範囲:P.1226 - P.1228
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1)心筋梗塞急性期の再疎通療法には,血栓溶解療法とdirect PTCAがあるが,その選択は施設の能力において決めるべきである.
2)心原性ショックの場合はdirect PTCAを第1選択とするのがよい.
3)血栓溶解療法が成功し,TIMI grade II度以上の血流が得られたときには,引き続いてのPTCAは控えるほうがよい.
4)今後は急性心筋梗塞の診断がつき次第,血栓溶解剤の静注を開始し,カテーテル室の準備ができた時点で造影を行ってPTCAの適応を決めるのが最も効率的である.
1)心筋梗塞急性期の再疎通療法には,血栓溶解療法とdirect PTCAがあるが,その選択は施設の能力において決めるべきである.
2)心原性ショックの場合はdirect PTCAを第1選択とするのがよい.
3)血栓溶解療法が成功し,TIMI grade II度以上の血流が得られたときには,引き続いてのPTCAは控えるほうがよい.
4)今後は急性心筋梗塞の診断がつき次第,血栓溶解剤の静注を開始し,カテーテル室の準備ができた時点で造影を行ってPTCAの適応を決めるのが最も効率的である.
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