文献詳細
文献概要
今月の主題 虚血性心疾患Today 心筋梗塞の治療
高齢者急性心筋梗塞の治療と問題点
著者: 樫田光夫1
所属機関: 1国立病院医療センター・循環器科
ページ範囲:P.1234 - P.1236
文献購入ページに移動ポイント
1)高齢者の心筋梗塞は,保存的療法では,若年者に比べ明らかに予後不良である.
2)経静脈的血栓溶解療法は,高齢者心筋梗塞の予後を改善するが,出血性合併症の発生頻度も高く,適応は慎重にすべきである.
3)primary PTCAは再開通率が高く,残存狭窄が少なく,出血性合併症もないことから,高齢者心筋梗塞の治療に期待される治療法である.
4)現時点での高齢者心筋梗塞に対する治療は,症例ごとに各施設で最も再開通率が高く,合併症発生率が低い方法を選択すべきである.
1)高齢者の心筋梗塞は,保存的療法では,若年者に比べ明らかに予後不良である.
2)経静脈的血栓溶解療法は,高齢者心筋梗塞の予後を改善するが,出血性合併症の発生頻度も高く,適応は慎重にすべきである.
3)primary PTCAは再開通率が高く,残存狭窄が少なく,出血性合併症もないことから,高齢者心筋梗塞の治療に期待される治療法である.
4)現時点での高齢者心筋梗塞に対する治療は,症例ごとに各施設で最も再開通率が高く,合併症発生率が低い方法を選択すべきである.
掲載誌情報