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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻7号

1992年07月発行

文献概要

今月の主題 虚血性心疾患Today 心筋梗塞の治療

高齢者急性心筋梗塞の治療と問題点

著者: 樫田光夫1

所属機関: 1国立病院医療センター・循環器科

ページ範囲:P.1234 - P.1236

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ポイント
1)高齢者の心筋梗塞は,保存的療法では,若年者に比べ明らかに予後不良である.
2)経静脈的血栓溶解療法は,高齢者心筋梗塞の予後を改善するが,出血性合併症の発生頻度も高く,適応は慎重にすべきである.
3)primary PTCAは再開通率が高く,残存狭窄が少なく,出血性合併症もないことから,高齢者心筋梗塞の治療に期待される治療法である.
4)現時点での高齢者心筋梗塞に対する治療は,症例ごとに各施設で最も再開通率が高く,合併症発生率が低い方法を選択すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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