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今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療 均質性肺病変
均質性肺病変
著者: 平松慶博12
所属機関: 1東邦大学医学部・放射線医学第2講座 2大橋病院
ページ範囲:P.1336 - P.1338
文献購入ページに移動 CTやMRIが普及してきた現在においても,胸部疾患診断における最初の検査は,胸部単純X線写真であることに変わりはない1).
胸部写真にみられる陰影,特にびまん性陰影を血管性,肺胞性,間質性および混合性に分ける,いわゆるパターン分類を提唱したのはFelsonである2)が,X線所見を病理所見と相関させることにも問題があり,その提唱者であるFelson自身が,後にパターン分類にのみ頼ることをいましめている3).
胸部写真にみられる陰影,特にびまん性陰影を血管性,肺胞性,間質性および混合性に分ける,いわゆるパターン分類を提唱したのはFelsonである2)が,X線所見を病理所見と相関させることにも問題があり,その提唱者であるFelson自身が,後にパターン分類にのみ頼ることをいましめている3).
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