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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻8号

1992年08月発行

文献概要

今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療 空洞性病変

空洞性病変を呈する疾患

著者: 平野裕志1 江口研二2

所属機関: 1国立がんセンター病院・内視鏡部 2国立がんセンター病院・内科

ページ範囲:P.1378 - P.1382

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ポイント
1)空洞性肺病変(一部嚢胞性)を呈する疾患について,その種類・特徴について簡単に述べる.
2)空洞性病変の画像上の所見について,肺癌を中心に述べる.
3)肺癌で空洞の認められる頻度は2〜10%程度で,扁平上皮癌に多い.画像上の悪性を示唆する空洞の所見としては,壁の不整・最厚壁の厚いことなどがあげられるが,確実なものはない.
4)薄壁空洞は良性疾患に多いとの報告もあるが,原発性肺癌・転移性肺腫瘍でも薄壁空洞を呈するものがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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