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文献概要
今月の主題 胸部X線からの肺疾患の診断と治療 空洞性病変
肺結核症
著者: 倉島篤行1
所属機関: 1国立療養所東京病院・呼吸器科
ページ範囲:P.1396 - P.1398
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1)結核菌の好気性発育を反映し,空洞は各lobeの上方かつ背側(具体的には肺尖部やS6)に起きやすい.
2)空洞は単胞,多胞のいずれもあり,壁厚は中等度のことが多く,内面は比較的平滑である.
3)肺門と結合する索状影(巣門結合)がみられることが多い.
4)周囲に散布巣がみられることが多い.
5)古い空洞壁には時に石灰化所見をみるこ とがある.
1)結核菌の好気性発育を反映し,空洞は各lobeの上方かつ背側(具体的には肺尖部やS6)に起きやすい.
2)空洞は単胞,多胞のいずれもあり,壁厚は中等度のことが多く,内面は比較的平滑である.
3)肺門と結合する索状影(巣門結合)がみられることが多い.
4)周囲に散布巣がみられることが多い.
5)古い空洞壁には時に石灰化所見をみるこ とがある.
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