文献詳細
講座 図解病態のしくみ 肝臓病・4
文献概要
黄疸・胆汁うっ滞
黄疸とは,血液中の胆汁色素(ビリルビン)の増加により,皮膚,眼球結膜などが黄色を呈する状態をいう.また胆汁うっ滞は,本来肝臓から胆道系に分泌され十二指腸内に排泄される胆汁の諸成分が,なんらかの原因により肝組織内に停滞し,血液中に逆流する状態をいう.したがって,胆汁うっ滞が起こればしばしば黄疸を生じる結果となるが,黄疸と胆汁うっ滞は必ずしも同一の概念ではない.例えば,体質性黄疸は肝臓におけるビリルビン代謝異常であるが,胆汁うっ滞には含まれない.
黄疸とは,血液中の胆汁色素(ビリルビン)の増加により,皮膚,眼球結膜などが黄色を呈する状態をいう.また胆汁うっ滞は,本来肝臓から胆道系に分泌され十二指腸内に排泄される胆汁の諸成分が,なんらかの原因により肝組織内に停滞し,血液中に逆流する状態をいう.したがって,胆汁うっ滞が起こればしばしば黄疸を生じる結果となるが,黄疸と胆汁うっ滞は必ずしも同一の概念ではない.例えば,体質性黄疸は肝臓におけるビリルビン代謝異常であるが,胆汁うっ滞には含まれない.
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