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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻8号

1992年08月発行

文献概要

カラーグラフ Oncology Round・23

骨肉腫の1例

著者: 千代倉吉宏1 畑中浩成2 片山勲2

所属機関: 1埼玉医科大学・整形外科 2埼玉医科大学・第1病理

ページ範囲:P.1480 - P.1484

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 骨腫瘍(bone tumor)には,骨を構成する骨,軟骨,線維組織,血管,脂肪,造血組織などの各構成成分に由来する組織型の腫瘍があり,それぞれ良性と悪性に分けられる.良性腫瘍はすべて骨原発性であるが,そのなかでは骨軟骨腫(osteochon-droma:長管骨の骨幹部に好発,10歳代に多い)が最も多い.悪性腫瘍には原発性のものと転移性のものがあり,原発性悪性腫瘍のなかでは骨肉腫(osteosarcoma)が最も多い.今回は19歳男性の骨肉腫症例を提示する.なお,転移性骨腫瘍のなかでは癌が圧倒的に多く,厚生省登録例では骨肉腫の約3倍である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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