icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻9号

1992年09月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために 肝硬変診断の定石とPitfall

肝硬変症診断の基本

著者: 川崎寛中1 村脇義和1

所属機関: 1鳥取大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1524 - P.1527

文献購入ページに移動
ポイント
1)肝硬変では種々の程度の肝細胞機能障害と門脈圧亢進症状が認められ,代償性肝硬変から非代償性に移行すると,黄疸,腹水,消化管出血,精神神経症状などの肝不全症状が出現する.
2)成因別ではB型およびC型肝炎ウイルスによるものが70%以上を占め,次いでアルコール性の頻度が高い.
3)慢性肝炎との鑑別では,脾腫,食道・胃静脈瘤,腹水などの門脈圧亢進所見が有用であり,肝機能検査では,アルブミン,コリンエステラーゼ,プロトロンビン時間,総胆汁酸,ICGなどを重視する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら