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今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために 肝硬変診断の定石とPitfall
肝硬変患者の外来診療のポイント
著者: 福井祥二1 岩渕省吾1 吉田秀樹1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第2内科
ページ範囲:P.1544 - P.1547
文献購入ページに移動1)肝硬変症の診断は,日常外来で行い得る検査の組み合わせで大半はひろいあげ可能である.
2)肝硬変の予後の改善には,合併症の把握のための定期検査,および的を射た自・他覚所見の評価が肝要である.
3)自覚症状のない代償性肝硬変では,いたずらに安静を強要せず,なるべく生活制限を加えないことがquality of lifeの面からも重要である.
4)軽度の肝不全症状は,外来でもコントロール可能なこともあるが,初発時は入院加療が原則である.
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