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文献詳細

雑誌文献

medicina29巻9号

1992年09月発行

今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために

肝硬変診断の定石とPitfall

見逃しやすい肝硬変をどう診断するか

著者: 三宅和彦1

所属機関: 1帝京大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.1548 - P.1551

文献概要

ポイント
1)肝硬変の臨床的特徴は,肝の機能低下徴候と門脈圧亢進症状に集約される.
2)肝硬変の診断は予後,治療,合併症対策のうえで重要である.
3)肝硬変は臨床症状により代償性,非代償性に分類されるが,代償性肝硬変には早期や静止期の肝硬変も含まれ,診断が困難な場合がある.
4)門脈圧亢進症状は肝硬変に特徴的な所見ではあるが,明らかでない場合もある.
5)腹腔鏡,肝生検で確定診断される肝硬変も多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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