icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina29巻9号

1992年09月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために 肝細胞癌の発生と早期診断

肝細胞癌の腫瘍マーカーとその使い方

著者: 遠藤康夫1

所属機関: 1東京都教職員互助会三楽病院

ページ範囲:P.1622 - P.1625

文献購入ページに移動
ポイント
1)肝細胞癌の診断に用いられている腫瘍マーカーとしては,α-フェトプロテイン(AFP)とPIVKA IIが代表的なものである.
2)健康診断やドックの際のスクリーニングには役立たないが,肝細胞癌高危険度群を対象に,定期的に腫瘍マーカー(特にAFP)を測定してゆくことにより早期発見が期待できる.
3)AFP糖鎖が癌化に際して変化することが分かってきており,特にレンズマメ・レクチン,インゲンマメ・レクチンとの結合性変化を肝細胞癌の早期診断に利用する試みがなされている.
4)AFP陰性肝細胞癌の補助的診断としてPIVKA IIが有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら