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今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために 肝細胞癌の治療はどこまで可能か
肝細胞癌に対する肝動脈塞栓療法
著者: 池田健次1 斉藤聡1 鯉田勲1 坪田昭人1 荒瀬康司1 茶山一彰1 熊田博光1
所属機関: 1虎の門病院・消化器科
ページ範囲:P.1650 - P.1652
文献購入ページに移動1)TAEは,肝切除やエタノール局注に比し治療適応が広いが,完全壊死が得にくく,治療の反復が必要である.
2)早期の高分化型肝癌には効かない.
3)治療経過中に,治療効果が減弱し,腫瘍の急増大を示すことがある.
4)肝癌治療に際しては,集学的治療の有力な一手段としてとらえるべきである.
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