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中部肺がん研究会から
著者: 岡本一男1
所属機関: 1静岡済生会病院
ページ範囲:P.9 - P.9
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がんは医学の進歩の流れに頑強に抵抗する砦の一つである。これを打ち崩そうとする幾多の先人の営々たる努力は,枚挙にいとまがない。そしてその努力は今この瞬間も続けられ,将来もさらに大きな努力が続けられるであろう。
さて,肺がんについては次の二つの特徴がある。その一つは,今世紀の初頭から約50年間に世界各国を通じて急激な増加を示していることであり,いま一つは,肺がんはがんの中でも,もつとも低い治癒率をもつことである。
がんは医学の進歩の流れに頑強に抵抗する砦の一つである。これを打ち崩そうとする幾多の先人の営々たる努力は,枚挙にいとまがない。そしてその努力は今この瞬間も続けられ,将来もさらに大きな努力が続けられるであろう。
さて,肺がんについては次の二つの特徴がある。その一つは,今世紀の初頭から約50年間に世界各国を通じて急激な増加を示していることであり,いま一つは,肺がんはがんの中でも,もつとも低い治癒率をもつことである。
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