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診断のポイント
胆石症
著者: 藤田輝雄1
所属機関: 1山口大第一内科
ページ範囲:P.45 - P.46
文献購入ページに移動 胆石症の診断ははなはだ容易な場合もあるが,また非常に困難な場合も多い。胆石症の場合に発現する症状は他の疾患の場合にもしばしば発現するため常にいろいろの疾患を念頭に置きながら鑑別診断を行なわねばならない。胆石症の診断に当つてはもちろん他の諸疾患の場合と同様詳細な病歴の聴取が大切であり,その中でも最も肝要なのは疼痛発作ことに疼痛の発現状況,黄疸発現の有無,発熱の有無などの症状である。これらの病歴を聴取するとともに正確に臨床所見を把握することも大切で,この両所見から多くの場合胆石症の診断は可能となる。なお胆石症の診断をより確実にするためにレ線撮影(単純撮影),胆道造影法,肝機能検査を施行し,それらの成績を綜合判断することが望ましい。
次に胆石症の診断の指標となる2,3の事項について述べる。
次に胆石症の診断の指標となる2,3の事項について述べる。
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