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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻10号

1966年10月発行

文献概要

特集 老人患者を診るとき 治療のポイント

高齢者の胃潰瘍

著者: 中村卓次1

所属機関: 1東京都養育院付属病院外科

ページ範囲:P.1426 - P.1427

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高齢者の胃潰瘍の種類
 最近われわれが高齢者の胃潰瘍に遭遇する機会が急速に増加してきている。これは最近の平均寿命の延長に伴い,高齢者の人口が増加していることや,診断技術の進歩によるところが大きいと考えられるが,実際に高齢者の胃潰瘍羅病率が他の年代に比し比較的高く,種々な理由で潰瘍になりやすいといわれている1,3,5)
 高齢者の胃潰瘍にはつぎの3種類のものが考えられる。(1)高齢に達してから初発し,若年者潰瘍と種々の点で異なつた特徴を有するもの。(2)若年期に初発し,難治性で老年期にいたつたもの。(3)高齢者特有の急性潰瘍。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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