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文献詳細

雑誌文献

medicina3巻10号

1966年10月発行

文献概要

器械の使い方

ネブライザーの使いかた

著者: 藤本淳1

所属機関: 1大阪成人病センター

ページ範囲:P.1438 - P.1440

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ネブライザーのいろいろ
 ネブライザー(nebulizer)は0.5〜3μ程度の微粒子を含んだエロゾル(aero-sol)を発生せしめる器具につけられた名称で,エロゾル発生器(aerosolgenerator)ともいわれる。一般には霧吹きの原理によつて作られているが,最近では超音波を利用したものも市販されるようになつた。霧吹きの原理を応用した吸入用の粒子作製器にはネブライザーのほかに蒸気吸入器やアトマイザーとよばれているものがあり,これらは3μ以上の大きい粒子が主として含まれている。また気道に湿潤性を保持させるために吸入ガスの湿度を増加させるものとして加湿器(humidifier)がある。
 上記した各種の器具はいずれも気道が外界に開放されていて,呼吸運動によりガスや微粒子が気道内に入ることを医療面に応用せんとして作られたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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