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正常値
日本人の性年齢別基礎代謝
著者: 中村正1
所属機関: 1弘前大・公衆衛生学
ページ範囲:P.1468 - P.1470
文献購入ページに移動ところがこの場合につぎのような問題がある。基礎代謝測定実験の結果を,x軸に体表面積を,Y軸に実測代謝値をとってプロットしたとする。そこで,休表面積xと代謝yとの間に高い相関関係が認められたとしても,かならずしもxに対するyの回帰直線が座標の0点をとおるとはかぎらない。しかるに,基礎代謝量を体表当たりで表わすということはy/x=Constant,すなわち測定値の分布が全員平均点(x,y)と0点とを結ぶ直線に沿つていることを前提とした表わしかたである。厳密には,実験値をもととして,標準値は体表面積値に対する基礎代謝絶対値の回帰方程式(y=ax+b)のかたちで表わすべきである。
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